FC2ブログ
07月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫09月

スポンサーサイト

--.--.-- (--)

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:--  |  スポンサー広告

お母さん

2011.04.09 (Sat)

10日間、毎日の日課となっていた捜索と遺体安置所への訪問。

長野県、NPO法人のACTの方々に出会い、一緒に捜索して頂きました。


忘れることはないでしょう…。

良く晴れた真っ青な空が眩しい日。
4月1日の午後でした。
ACTのメンバーの『発見!』という声と共に、ホイッスルが鳴り響きました。

これで何体目の遺体だろう…。

どうか、お母さんでありますように…と願う半面、生きていて欲しい…と願う。


頭部の損傷が激しく、確認できる状態ではないとのこと。
それでもK.papaは、自衛隊の方にお願いして確認しました。

K.papaは『顔は判らないけど、ばぁちゃんじゃないかな…でも、あんな姿なら違ったほうがいいな。』とつぶやきました。


モヤモヤした気持ちのまま、2日後に安置所で見たその時の遺体。
泥が落とされた衣類を見て、一気に力が抜けた。

『これ!お母さんの服だ!』

警察の方に遺体の確認をお願いした。
変わり果てた姿に、絶句した。

家に戻り、アルバムをひっくり返して写真を探した。
泥だらけになった見覚えのあるセーター。
そのセーターを着て、私と聖弥の横で微笑んでいるお母さんの写真を見付けた。

それでも、衣類だけでは身元判明とはならないと言われた。

翌日、提出していたデンタルチャートと照合して、間違いなくお母さんだということが判明した。


やっと会えた。

変わり果て冷たくなってシートに包まれた母。

どうして…どうして…


長い夢をみているような感覚。


でも、これが辛く悲しすぎる現実。


たくさんの命と、穏やかな生活を一瞬で奪っていった海が憎い。

海が大嫌いになった。
もう海は見たくもない。


冷え症のお母さんの棺に、肌着と靴下と手袋を入れてあげた。
真っ白なブラウスも掛けてあげた。
たくさんの花を入れてあげた。

シートの上から、手と体を撫でてあげた。

『今まで、ありがとう』
スポンサーサイト
11:16  |  未分類  |  Comment(0)

コメント

コメントを投稿する

Url
Comment
Pass  編集・削除するのに必要
Secret  管理者だけにコメントを表示  (非公開コメント投稿可能)
 

▲PageTop

 | HOME | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。